全国コンクールの開催
青年調理士(40歳未満)を対象とした中国料理の全国コンクールを2年ごとに開催しています。平成16年8月に開催された「第5回青年調理士のための全日本中国料理コンクール」では、予選を勝ち抜いた5部門50名の選手が東京西新宿の新宿調理師専門学校を会場に、厚生労働省、農林水産省、国土交通省の各大臣賞をはじめとする数々の賞を競って熱戦を繰り広げました。コンクールに併せてセンチュリーハイアット東京において、決勝作品展、中国料理関連商品展さらに紹興酒セミナー、中国茶セミナー、野菜彫刻、麺打ちなどの各イベントが実施されました。
中国特級厨師らによる料理講習会の開催
毎年、中国各都市を代表するトップレベルの厨師で構成する烹飪代表団を招聘し、約2週間の日程で日本各地をを周ります。訪問先で、中国各地の伝統料理や新しい中国料理の講習を行い、日本の中国料理従事者との交流を深めています。
調理師熟練者講習会の開催
「専門調理師」と「調理技能士」の資格を得る調理技術技能評価試験の学科試験が免除となる「調理師熟練者講習会」を毎年3月に開催しています。規定の講習を受講することにより、学科試験の免除資格を取得することができます。
海外研修視察旅行を実施
毎年、中国をはじめとする海外への研修視察旅行を実施し、現地を代表する中国料理の試食や関係者との交歓会を行うなど、広く海外との交流を行っています。変貌著しい中国各都市を訪れ、伝統的な中国料理、現在流行している新しい中国料理、そして新しい店舗経営方法などに触れることを目的としています。
中国料理の調査・研究員の中国派遣
昭和62年より毎年、中国から招聘している烹飪代表団の交換ミッションとして中国各地で中国料理の調査・研究を行ってきました。派遣される人員は一定の条件を満たした日中協会員の中から募集し、選考の上決定します。
世界の調理関係団体と交流
中国料理の世界組織である世界中国烹飪連合会は、中国、台湾、日本、香港、マカオ、マレーシア、シンガポール、アメリカなど各国(地域)の調理関係団体によって1991年(平成3年)7月に設立され、現在、16ヶ国(地域)、46団体を擁するまでとなりました。日本から唯一加盟している当会は、連合会の成立に中心的な役割りを果たし、副会長団体の責務を全うして活動しています。連合会は、平成16年11月、中国・広州において第5回中国料理世界コンクールを開催し、当会では6名の日本選手を派遣して、数々の賞を獲得し、海外組みでは群を抜いた成績を収めました。
表彰
当会表彰規定に基づき、本部、支部の貢献者への表彰を行っています。さらに、国や都道府県などの公的表彰への推薦を積極的に行い、平成16年度は数多くの会員が、厚生労働大臣表彰、都道府県知事表彰などを受賞しました。
社会復帰をめざす青少年への支援活動
法務省は、保護観察青少年が社会復帰できるように支援することを目的に、中国料理調理士養成コースを設立しました。当会は、法務省の要請を受け、当会役員に依頼してこの支援活動の協力者となり、各地の中国料理店への受入れをお世話するなど、社会奉仕活動に協力しています。
機関誌「中国料理専科圓卓」の発行
昭和63年1月より隔月刊で機関誌「中国料理専科圓卓」を発行し、全会員に無料配布しています。内容は、基礎から応用まで実践的に解説した「技術講座」、優れた作品を掲載したカラー特集、役に立つ食材情報、また、本部・支部の活動報告など、中国料理に従事する者にとって価値ある情報を満載した誌面です。
全国の支部のさまざまな活動
全国15の地区本部とその傘下に79の支部があります。本部の活動に加えて、各地の支部が地元の会員を対象に、スポーツ大会、旅行などの親睦会、料理講習会、試食会、老人ホームや青少年施設への料理慰問などのボランティア活動を行っています。